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施工図の誤りによって高低差のある道路

 ケンプラッツが12月5日に掲出した「12年度会計検査報告 道路改修ですり付け位置が不適切、路面に高低差」〔奥野慶四郎=フリーライター [日経コンストラクション]〕は、道路の改修工事でオーバーレイ工法を採用したが、図面ではすり付け部が車線の中央付近に設定されていた。その結果、路面に数センチメートルの段差が発生、と会計検査院の24年度決算検査報告で指摘を受けたのは、国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所が発注した「国道113号防災工事」で、同工事の「鷹ノ巣工区」で実施した舗装工事が、路面の目地部の破損や既設コンクリート舗装の摩耗などを補修する内容だが、上下各1車線の本線と、下り車線の外側に設けた県道への連絡車線(以下、付加車線)に、目地材の注入やクラック抑制シートの敷設といった補修を施したうえで、路面に平均厚さ5cmでオーバーレイ工法による改修を実施したところ、会計検査院から、本線と付加車線との幅50cmのすり付け部が付加車線の中央付近に位置しており、その箇所では高さ4.3~5.4cmの高低差が施工延長分の87.7mにわたって生じていたと伝える。寒冷地で冬期の積雪が多いという現場の地域特性を踏まえると、こうした高低差は路面凍結時に自動車のスリップを誘発するなど、安全性を損ない一般交通に支障を及ぼす恐れがあると会計検査院は判断し、また、日本道路協会の「道路維持修繕要綱」が示している本線部分と付加車線とのすり付け部の適切な施工態様や、道路法が規定する道路の構造などにも反していると認定したとの由。同院の検査によると、そもそもの発端はこの作業内容を指示した施工図にあり、施工図は新潟国道事務所が施工範囲などを指示したうえで施工者に作成させ、承諾していたものだったが、この施工図では、本線部分は全幅員分をオーバーレイ工法による改修範囲としていたものの、付加車線部分は、幅員3mのうち本線側の幅1.25mの部分だけを対象にしており、施工者がこれに従って施工した結果、すり付け部の高低差が付加車線の中央付近に生じてしまったとか。会計検査院は、道路管理者として一般交通に支障を及ぼさないようにするという点で、新潟国道事務所の配慮が不十分と指摘し、さらに、同事務所が施工者に指示したオーバーレイ工法の適用範囲が適切でなかったことがこうした事態を招いたと断定し、オーバーレイ工法による施工に関する費用300万円を不当としたとのこと。

公表資料:道路の舗装工の実施に当たり、設計が適切でなかったため、施工した道路の路面に高低差が生じていて、安全かつ円滑な交通が十分確保されていなかったもの(PDF形式:135KB)

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