スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

粉飾決算摘発強化策は何か

 日経電子版が7月11日に掲出した「形式に流れる監査を排せ」は、オリンパスによる巨額の粉飾決算に関して、金融庁が同社の監査担当だったあずさと新日本の2監査法人に業務改善命令を出したことを踏まえて、企業の財務諸表が適切に作られていることを保証する監査は、資本市場の公正さを保つために欠かせないもので、2監査法人だけでなく、企業会計に関わるすべての専門家が今回の改善命令を重く受けとめ、監査の質を高める方策を考えてほしいと論じている。金融庁が特に問題視したのは、オリンパスの監査担当があずさから新日本に変わる際の両法人の引き継ぎが不十分だった点であり、オリンパス事件について新日本が設けた第三者検証委員会は、引き継ぎについて善管注意義務の違反はなかった、との結論を3月に出しているとのこと。新日本は業界の指針に基づき、あずさに違法行為の有無などを問い「特にない」といった回答を得たからとの由。手順は踏んでいるが、両法人の間でさらに細かいやりとりがあれば、不自然な企業買収を使った損失隠しの端緒くらいは発見できたのではないかという問題意識が、金融庁が処分を下した背景にはあるようで、監査が形式に流れることへの戒めといえると記事は表する。粉飾の摘発や防止の責任を、すべて監査人に負わせることには無理があり、監査人は強制調査の権限がないため、組織的な不正を見抜くのは容易なことではないが、決算書をもとに株式などを売買する投資家は、もっと監査人に頑張ってほしいと考えるのが正直なところと記事は論じ、証券取引等監視委員会などへの出向者を増やし、不正発見の実務に明るい監査人を養成するとか、粉飾の疑いが濃い取引を見つけたら当局や証券取引所に通報しやすくするとか、の対策を検討する必要があると記事は論じるが、委員会は監査で不正を発見しているわけではないし、粉飾の疑いを監査人が通報するというのは無理があるのではないか。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
監査関係ブログ
【】内はカテゴリー ↓トップはライブドアニュース
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

reticent_auditor

  • Author:reticent_auditor
  • 寡黙な監査人
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。