「兵器供給チェーンにおける希土類元素」の報告書

 朝鮮日報は6月24日に「レアアース市場の97%掌握する中国、欧米が苦慮」〔香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員〕を掲出。

 記事は、米軍の主力戦車「M1A2エイブラムズ」のナビゲーションシステムに「サマリウムコバルト」という希少金属が使われているように、さまざまな兵器、自動車、携帯電話、太陽電池など先端製品には、セラミック、磁石類、合金、発光物質などさまざまな希少金属が必須であり、学界ではこうした希少金属を希土類元素(レアアース)と呼んでいて、これは、スカンジウム、イットリウムのほか、原子番号57から71までのランタノイドから成っており、大半は銀白色か灰色を帯びた金属だが、23日付香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが、中国がレアアース供給市場の97%を掌握しており、米国や欧州が対応に苦慮しているとの記事を掲載したと伝える。同紙によると、米連邦会計検査院(GAO)はこのほど、「兵器供給チェーンにおける希土類元素」と題した報告書で、「米国はレアアース確保が困難に直面し、兵器生産に支障が出ている。国際レアアース市場の97%を掌握する中国に過度に依存する現状は、戦略的にも非常に危険だ」と警告したとか。同報告書はまた、「1980年代半ばまでは、米国がレアアース市場を主導していたが、その後は中国が低価格でレアアース供給市場を掌握し、最近は輸出量を減らしているため、物量確保が難しい状況だ」と分析していて、欧州連合(EU)も先週発表したリポートで、「41種類の希少鉱物のうち、産業用に必要な鉱物14種類の調達に支障が出ている。これら鉱物の供給を中国、ロシア、コンゴ共和国の3カ国が支配しているためだ」と指摘しているとか。米国とEUは昨年、世界貿易機関(WTO)に対し、中国によるレアアース市場の独占状況を調査するように要求したとの由。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
監査関係ブログ
【】内はカテゴリー ↓トップはライブドアニュース
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

reticent_auditor

  • Author:reticent_auditor
  • 寡黙な監査人
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる