【韓】私立大学の監査

 朝鮮日報日本語版が23年10月26日に掲出した「監査院、私立大の寄付金入学制度を徹底監査 学生10万人の住民登録番号を提出させる 各大学「犯罪集団扱い」と反発」〔アン・ソクぺ記者 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版〕は、監査院が今年7月から9月にかけ、全国96の大学に対し学費の監査を行った際、主な私立大学を対象に、不正入学の有無について集中的に調査を行ったと報じる。各大学が寄付金を受け取って学生を選抜する「寄与(寄付金)入学制度」を実施しているか否かを把握したもので、監査院は今回の監査で399人の要員(同院全体の67%)を投入しており、「監査院始まって以来、最も大規模な監査だった」と述べたという。同院や各大学が25日に発表したところによると、同院は3カ月にわたって実施した監査で、建国大、慶煕大、高麗大、西江大、成均館大、延世大、梨花女子大、中央大、韓国外国語大、漢陽大などの私立大学で行われている「寄与入学制度」の調査に力を入れたとの由。例えば、A大学に対する監査では、過去4年間に入学した学生全員の住民登録番号を提出させると同時に、最近この大学に寄付を行った人たちの住民登録番号も提出させており、住民登録番号を比較すれば、学生と寄付した人の親子関係や親族関係の有無を把握できるからで、この過程で、監査院は10万人以上の学生の住民登録番号を追跡した、と各大学は推定している。同院は「寄与入学制度を実施した大学が摘発されるか否かは、最終的な監査結果を発表する際に明らかになる」と話しているが、これに対し、一部の大学では反発も根強いとか。B大学の教授は「監査院が大学に対し、犯罪集団のような扱いをしている」と語ったとか。一部の大学では資料の提出を拒否し、監査が一時暗礁に乗り上げたケースもあり、また、また、監査院と各大学の対立が激化したため、各大学の総長たちは同院に共同で対応する動きを見せていて、先月には、一部の大学の総長たちが集まり「監査院が私立大学に対する監査を行う法的根拠としては、政府が予算の支援を行っていることが挙げられるが、今回の監査は会計監査だけでなく、入学をめぐる実務など、大学の業務全般に対する監査として行われている。これは法的根拠がない監査であり、違憲の余地がある」と主張したとの由。4‐5校の大学は共同で記者会見を行い、憲法訴訟を起こす方向で検討しているとのこと。一方、今回の監査で、各大学の教職員たちによる汚職や横領なども多数発覚したといい、監査院の関係者は「一部の大学で、教授による給与の横領や、職員による大学の金の流用などを摘発した。当該教職員については検察に告発する方針だ」と語ったとか。地方にあるC大学の場合、産学協力団に勤務する教職員が、100回以上にわたって数十億ウォン(10億ウォン=約6700万円)の研究補助費を横領し、またソウルのD大学工学部の教授は、大学院生たちの人件費数億ウォン(1億ウォン=約670万円)を流用した、と同院は話しているとのこと。同院は、各大学に対する総合監査の結果を来月3日ごろに発表する予定であり、一方、各大学の総長たちは、同院の発表の翌日に集まり、対応を発表する方針とか。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
監査関係ブログ
【】内はカテゴリー ↓トップはライブドアニュース
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

reticent_auditor

  • Author:reticent_auditor
  • 寡黙な監査人
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる