土地改良事業について事業評価を求める

 毎日jp北海道ページが9月23日に掲出した「会計検査院:「水源確保、改修以外も」 東郷ダム含む2土地改良事業 /北海道」〔高山純二〕は、本体工事終了の93年以来、水漏れで貯水できない農業用ダム「東郷ダム」(富良野市)を含む二つの土地改良事業について、会計検査院が22日、水源確保の選択肢をダム改修のほか複数示すよう農林水産省に求めたと報じる。事業には計約343億円が支出され、会計検査院は「経済的で効果的な(水源確保の)方法を速やかに選定し、事業効果の早期実現を図るべきだ」と指摘したと記事は伝える。ダムを水源に予定している「国営東郷土地改良事業」と「国営ふらの土地改良事業」は、「かんがい用水の安定的な供給という事業効果が出ていない」状態とのこと。さらに、会計検査院は政策評価法が施行された02年度以降、両事業が事後評価されておらず、「費用対効果を含む事後評価をし、結果を事業に反映させる必要がある」と指摘したとか。事業主体の北海道開発局は「改修とそれ以外の水源確保策を検討しており、早く結論を出したい」とし、事後評価も実施する考えを示したと記事は伝える。

公表資料:「東郷ダムの工事が完了していないため事業期間が長期化している国営東郷土地改良事業及び国営ふらの土地改良事業について、事後評価を行ってその結果を事業に適切に反映させるとともに、可能な限り経済的で効果的なかんがい用水の水源確保の方法を選定して事業効果の早期発現を図るよう農林水産大臣に対して意見を表示したもの
 読売オンラインが9月23日に掲出した「343億円の水漏れダム、検査院「検証を」指摘」は、事業着手から38年経過した今も貯水が出来ない北海道富良野市の農業用ダム「東郷ダム」について、会計検査院は22日、事業を所管する農林水産省に対し、費用対効果の検証などの事業評価を速やかに行うと共に、ダム改修だけでなく、様々な方法で農業用水を確保する手段を検討するべきだとの意見を示したと報じる。東郷ダムは、富良野市などの農地にかんがい用水を安定供給する土地改良事業で建設したもので、国土交通省北海道開発局によると、昭和52年に開始したダムの本体工事は、工事費約68億円を投じて93年に終了したものの、翌年に水漏れが判明し、止水対策工事を行ったが、平成9年には再び水漏れが見つかっており、同局は「基礎岩盤に複雑な亀裂がある」と推定しているが、詳しい原因は不明とか。農水省は、21年12月に全国の農業ダムの点検結果を公表しているが、この中で東郷ダムについて、ダムの改修や、改修以外の方法での水源確保についての検討を行うとしていたものの、検査院が改修以外の方法について説明を求めたところ、具体的な方法は決まっていなかったとか。事業の事後評価についても14年4月の政策評価法施行後、行っていなかったとのこと。事業は全体で21年度までに約343億円が投じられており、ダムの改修工事を行う場合、さらに約150億円の費用が必要になるといい、このため同院は「ダム以外の水源確保の方法と比較した上での慎重な判断が求められる」と指摘したと記事は伝える。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
監査関係ブログ
【】内はカテゴリー ↓トップはライブドアニュース
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

reticent_auditor

  • Author:reticent_auditor
  • 寡黙な監査人
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる