昨年夏に公表された監査結果が今頃報じられる

 岐阜新聞サイトが1月23日に掲出した「県博物館で資料8万点定期確認怠る 県監査で改善指摘」は、岐阜県博物館(関市小屋名)が寄付や寄託を受けるなどして保管している資料約8万4千点について、県規則で平成13年度から義務付けられている登録台帳と現物が一致するかを定期的に確認する作業を行っておらず、昨夏の県監査で管理体制を改善するよう指摘されていたと報じる。岐阜県の会計規則は各部署が管理する物品を県財産として登録し、年1回以上は現物と照合するよう求めており、登録に当たり、同館は特例で寄付物品の件数を分野ごとに報告することになっていたが、義務化された13年度から8年間にわたって登録していなかったとの由。20年に県の会計指導を受け、同館は21年度、分野ごとに総数を登録したが、新規の受け入れや廃棄分を加減した帳簿上の数字を引用して登録しただけで、現物確認はしていなかったとのこと。同館は独自の台帳を作成、個々の学芸員が資料を利用する際に随時点検していたが、定期的な確認のルールは定めていなかったとか。寄付資料の中には刀剣や陶器など高額とみられる美術工芸品も含まれているが、評価額を算定しておらず、県監査委員は「適正な管理が行われているとはいえない状況」と指摘、資料取り扱いルールの見直しを求めたとのこと。同館は「登録前に現物を確認することが必要だった」と認め、昨年8月から6人を臨時雇用、昭和51年の開館以来、初となる全資料の現物確認を進めていて、本年度中に完了予定とか。物品管理は本年度県監査の重点項目で、監査委員は県庁各課や振興局、県立高校や警察署など318機関を点検し、その結果、是正すべき重要事項として同事案を含む8件を指摘、ほかに改善を指導した案件も22あったと記事は伝える。

公表資料:監査の結果「現地機関:平成22年6月から7月実施分(平成22年8月10日公表)(PDF175KB)」

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