地方でも小規模監査法人は厳しくなる

 富山新聞サイト北陸ニュースページが12月10日に掲出した「明澄、東京の中堅と合併 監査法人、来年7月」は、明澄監査法人(金沢市)が来年7月、業界中堅の仰星監査法人(東京)と合併すると報じる。明澄は「北陸にはなかった中堅クラスの監査法人としての地位を確立し、3大監査法人と同様のサービス提供を実施していく」としていると記事は伝える。合併後の名称は「仰星監査法人」で事実上、吸収合併され、職員、顧客基盤は引き継がれるとのこと。明澄によると、北陸にある地場の監査法人は明澄を含めて二つであり、そのほかは新日本、あずさ、トーマツの3大監査法人で「中堅クラスがなく、顧客にとっては選択肢が少ない」(明澄の向山典佐理事長)とか。国際会計基準(IFRS)の導入や品質管理レベル向上などに対応するには、規模の小さい地場の監査法人では負担が大きく、人材確保、育成の面でも限界があり、また、不況の影響で顧客からの値下げ圧力が強まり、業界の環境は厳しさを増しているとのこと。こうした背景から、全国的には今後、地方の監査法人は再編に向かうとされており、明澄では、中央の監査法人と合併し生き残りと成長を目指すことにしたもので、監査業務のレベルアップや、人材育成での負担軽減、顧客基盤の拡大などが期待でき、向山理事長は「中央と地方の合併のモデルケースになる可能性がある」としているとか。明澄は1987年設立で、金沢のほか大阪にも事務所を置いており、役職員14人、顧客は14社でうち4社が上場企業とか。仰星は公認会計士77人含め社員は約150人、顧客は約180社で上場企業25社と取引があるとのこと。売り上げ規模は明澄が1億2千万円、仰星が15億円で、5年後には仰星として社員250人体制、売り上げ30億円以上を目指すとか。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
監査関係ブログ
【】内はカテゴリー ↓トップはライブドアニュース
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

reticent_auditor

  • Author:reticent_auditor
  • 寡黙な監査人
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる